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呉須で

<青花魚藻文>

「魚藻文」は、南宋の宮廷画人が得意としていた水中の風景画を元に、元の時代、景徳鎮の陶画師が完成させたものといわれています。
元から明にかけて広く好まれた主題です。
また魚の中国語音が「余(yu)」に通じ、財産があまるという吉祥の意味をもつとも言われます。

伝統的な絵柄のわりにはなんだか愛嬌のある可愛らし魚模様です。

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魚についている花みたいな模様はうろこです。
ふうせんみたいにぷかぷか浮いているのは「藻」です。

まずは濃い呉須で輪郭を描き、その後、ダミ筆でむらにならないように塗りつぶしていきます。

呉須で_d0069411_20305943.jpg


ふうせんのような藻はきれいにダミができていますが、魚の背中は失敗です。
広い面を一気にダミするのは難しい・・・。
by nihao_keikoo | 2009-07-04 21:46 | 絵付けを愉しむ